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大家が分譲賃貸マンションを自主管理するメリット・デメリット

ライフスタイルデザイン編集部 0
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昔ほどではないですが、分譲賃貸マンションを大家が自主管理するケースがあります。そのメリットとデメリットをピックアップしましたので、今後のご参考に。

 

・自主管理とは何をするのか?

 

大家が所持している分譲マンションの部屋の管理を、大家自身の手によって行うことを自主管理といいます。
家賃の催促やクレーム対応、部屋の清掃、メンテナンス・リフォームといったさまざまな業務を行うのが自主管理なのです。

昔は自主管理をする大家が多かったのですが、現在は業務内容の複雑化やトラブル回避といった理由で、
大半の大家は管理会社に任せるようになりました。

 

 

 

・大家が自主管理をするメリット

 

もしも管理会社に部屋の委託をすると、管理手数料(賃料の3~5%が相場)が毎月発生します。
でも、大家自身の手によって自主管理を行うのであれば、費用はかかりません。

大家が自主管理をする最大のメリットはコストの削減なのです。

自ら賃貸経営に関わるのですから、自然とノウハウや知識が身につきます。
部屋の不具合や老朽化にも敏感になって、リフォームやメンテナンスの業者とやり取りを行うことで、価格の相場を学べるようにもなります。

また仲介業者とやり取りを行うことで、賃貸の需要を把握でき、空室対策に関する知識も豊富になるでしょう。
以上のことを自然に学べることも自主管理をする魅力といえます。

 

 

・大家が自主管理をするデメリット

 

分譲マンションの自主管理は、自宅の清掃やメンテナンスとは大きく異なるものです。
電気・ガス・水道のチェック、部屋の手入れを怠ってしまったばかりに資産価値を下げることもあるので、深い注意力が必要とされます。

自主管理の業務は多岐に渡っているために、どうしても時間と手間がかかってしまいます。大きなデメリットといえるでしょう。
本業を別に持っている大家にとって、家賃の催促、入居者のクレーム対応、その他の管理業務を自分ひとりで行うことは困難を伴うものです。

物件管理に関する知識があまりない大家であれば、管理不十分によって不満が溜まった借主に退去される危険性も考えられます。
管理手数料を節約するために自主管理を選択したとしても、これでは空室を生み出してしまい、安定した家賃収入を得ることができません。
自主管理は手慣れた大家でないと難しいといえます。

 

 

 

大家が分譲賃貸マンションを自主管理するメリット・デメリットについて説明してきました。
自主管理は簡単ではないことが理解していただけたでしょう。
管理業務の多くは、知識と経験が必要とされます。したがって専業の大家でなければ、自分ひとりで対処することは厳しいのではないでしょうか。

優良な管理会社に業務を任せている大家の比率は高いという現状があります。
でも、どうしても自主管理を行うと決めているのであれば、以上のメリット・デメリットを踏まえてチャレンジしてください。